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三和 湿気の劣化から金型守る

吸湿力最大化でカビ・サビ防ぐ

三和(神戸市兵庫区、078・681・0338)は、吸湿剤「EX–DRY」の提案を通じ、金型の適切な管理方法を訴求している。従来主流のシリカゲル製品と比べ、約7倍の吸湿量(同社調べ)を持つ点が特長だ。

「EX–DRY」は、塩化カルシウムと水溶性高分子を原材料に使用。空気中の水分を塩化カルシウムで吸収し、水溶性高分子によってゲル化する仕組みとなっている。一般的なシリカゲル製品は吸湿と放湿を繰り返すため、吸収した湿気を再び空間に放出してしまう。一方、「EX–DRY」は湿気をゲル化して閉じ込めるため、吸湿状態が一目で分かり、使い切りの目安も把握しやすい。使用後は燃えるゴミとして処分できる。

用途やシーンに合わせて多彩なサイズを展開

同製品はこれまで精密機械の内部や輸送時の梱包用途を中心に採用されてきたが、近年は金型保管向けの提案を強化している。金型は裸の状態で什器に並べて保管されるケースが多く、高温多湿の環境下では湿気によるサビやカビの発生が金型の劣化につながっていた。そこで同社は、金型と「EX–DRY」を袋に同梱し、密閉状態で保管する方法を推奨。吸湿量を最大限に生かし、湿気対策の効果を高める。

ラインアップは「両面不織布タイプ」、「片面フィルムタイプ」で各10サイズ、「吊り下げタイプ」で8サイズ、「消臭タイプ」で4サイズを展開。金型の保管には、金属に直おきできる「片面フィルムタイプ」を用いる。

製品には日本語、英語、中国語、スペイン語の4カ国語表記を施し、今後は海外市場での展開も視野に入れる。高い吸湿力で製品を劣化から守るとともに、環境負荷低減にも配慮した点が強みだ。

同社営業・品質部の山本聖氏は「防錆油を使用している現場では、本製品に置き換えることで、作業工数の削減ができ、場合によってはコスト削減にもつながる」と話す。

金型しんぶん2026年2月10日号

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