JIMTOF2022で次世代の技術としてひときわ注目を集めたのがデジタル技術だ。IoTやAI、クラウドなどを活用し機械の稼働状況監視や加工の不具合低減に生かす。金型づくりでもデジタルトランスフォーメーション(DX)が課題…
インターモールド2024総集編 -金属加工プレス技術展-
高度なプレス加工技術を披露する金属プレス加工技術展。有力プレス加工メーカー45社が出展し、「微細・精密」や「複雑形状」、「効率化」など独自技術を披露した。
独自の微細技術で差別化
微細で小さなプレス部品を得意とするキョーワハーツは、厚さ0.5㎜の金属を30工程で曲げて仕上げた部品を展示した。タチバナ精機は0.03㎜のカメラのワッシャーなど高精度が求められるカメラ部品を紹介。絞り加工で作る「三脚ネジ」は国内で高いシェアを誇る。プロキオンは寸法公差数µメートルの超微細プレス部品の試作品を展示。1~2週間の納期、かつ低コストで提供するという。日建ラス工業が出展したのは金属の薄板に細かなスリットを入れて引き延ばした「マイクロメッシュ」。メッシュは長辺0.5㎜、短辺0.25㎜で、独自の微細技術で作り上げた。




複雑形状に取り組む企業も
ダイワ精密プレスは大仏絞りで作った複雑形状の製品を披露。3D形状の絞り加工で実現した。同時に、切る・抜く・打つといったプレス加工もできる。青戸金属が出品したのは照明のシェード。1枚の金属板をへら絞りで形状加工し、3次元レーザーで穴をあけて作成した。


効率化を訴求する企業も目立つ
効率化を訴求する企業も目立った。昭芝製作所は金型の保管場所を把握できるシステムを紹介。金型にバーコードを貼ってリーダーで読み取り、金型の所在を管理する仕組み。リーダーを使って金型を探すことも可能。プレス技術研究所はプレス用の金型を素早く交換できる「QDC(クイックダイチェンジ)」を展示。プレス機に取り付けて使用することで、金型交換の時間を6分短縮する。誰がやっても簡単に交換できる。タイメックがアピールしていたのは、試作品を作るスピード。曲げや穴のあるプレス試作部品を1.5~2週間で手掛ける。金型も1~2日ほどで作る。そのスピード感が実現できるのは、常に作業改善をして効率良い方法を追求しているからだという。



オーダーメイドのプレス機も注目を集める
プレス機を出展していたのは、タイヨーアクリス。ユーザーのニーズに合わせてオーダーメイドで作る。加圧力10トンなど小型機で駆動装置を下部にし、油を落ちにくくするなどの工夫もしている。

5つの自社技術を組み合わせて多角化
豊島製作所は「歯型成形」、「板鍛造」、「超精密打ち抜き」、「メタルフロー制御」、「冷間鍛造トランスファー」の5つの技術を組み合わせて車のエンジン部品などを作る。例えば、板金プレスと鍛造を掛け合わせて部品を軽量化できる。独自技術を生かし、インコネルといったドローンの材料など自動車以外の分野にも参入している。

金型新聞WEB限定
関連記事
自動化は新時代へ 今年国内最大の工作機械見本市「メカトロテックジャパン2021(MECT2021)」が10月20日から4日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで開かれる。主催はニュースダイジェスト社で、愛知県機械工具商業…
厚生労働省、中央職業能力開発協会が主催する技能五輪全国大会が11月7日、閉幕した。23歳以下(一部職種除く)の若手技能者1014人が出場。幕張メッセ(千葉市美浜区)など全13会場で熱戦が繰り広げられた。 競技は「機械組み…
耐蝕性超硬合金「Rタイプ」 シルバーロイの公式製品紹介・お問い合わせはこちらから 現場の課題 生産性向上のために、超硬合金金型の寿命をもっと延ばしたい。 提案・効果 一般的な超硬合金材質から、シルバーロイの最新の耐蝕…
来年11月8~13日開催 日本工作機械工業会と東京ビッグサイト(東京都江東区)はこのほど、2022年11月8~13日に開く「第31回日本工作機械見本市(JIMTOF2022)」の開催概要を発表した。 東京ビッグサイト全展…


