金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JANUARY

14

新聞購読のお申込み

芝浦機械ソリューションフェア 大型化や微細加工の新技術を披露

芝浦機械は10月31日~11月2日、同社の沼津工場(静岡県沼津市)・御殿場工場(静岡県御殿場市)で「芝浦機械グループソリューションフェア2023」を開催した。今回は会場を9つに分類。大型の門型マシニングセンタ(MC)、超精密加工機やダイカストマシン、射出成形機や押出成形機、産業用ロボットなどの展示を行った。

ギガキャストの代替案を提示

今回の展示で目立ったのがギガキャストの代替案。ギガキャストは大型のダイカストマシンなどを用意する必要があり、設備投資額が膨大になる。設備を導入するための工場の立地条件などもクリアする必要があるため、乗り越えるべきハードルが高い。そのため、同社は加工した金型を既存の3500tクラスまでのダイカストマシンで鋳造後、FSW(摩擦攪拌接合)を活用することで大型化に対応する提案を行った。FSWは段取り換えが不要なため、溶接、切削、バリ取りなどを工程集約できることに加え、異なる材料同士の接合も可能だ。アルミダイカスト製EV用バッテリーケースを想定し、FSWで接合したサンプルも展示した。

また、低圧鋳造で大型化に対応する装置「サージカットブースター」も注目を集めた。同製品を活用し、型締め力3500tの機械の大きさで、倍の7000tの型締め力を実現する。

アルミダイカスト製EV用バッテリーケースを想定したサンプル
サージカットブースター

微細加工関連の新製品や新技術

微細加工関連の技術では、低回転の加工を可能にする新製品「ゼロ回転エアスピンドル」を紹介。高精度な位置決め制御ができ、高回転のスピンドルでは難しいコーナーRの部分もダイヤモンド工具を活用することでピン角に加工できる。同製品を活用し、加工したリフレクターも展示した。

ゼロ回転エアスピンドル

超精密加工機向けの「真直度サーボ補正」技術も披露。加工面品位に影響する案内面の真直度誤差を検出し、補正できる。加工面の微小なうねりを改善することで、ヘッドアップディスプレイや高画素レンズなどの光学部品の超精密加工を可能とする。

また、精密旋盤「LG-100E」もコンセプト機として展示した。ワークの自動芯出しや、砥石接触検知などの機能を搭載し、熟練技能者でなくても扱いやすいのが特長だ。

金型新聞WEB限定

関連記事

表面設計コンソーシアム 表面技術新団体が設立講演会

神奈川4社で共同受注 金型や部品の表面課題に対して最適な表面技術の提供を目指す任意団体「表面設計コンソーシアム」は11月15日、神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)海老名本部(神奈川県海老名市)で設立講演会を開い…

日本M&Aセンター 「事業継承」テーマにセミナー

12月7~9日東京・大阪で 日本M&Aセンターは日刊工業新聞社と共催で、「事業承継」など日本の製造業が抱える課題をテーマにしたセミナーを開催する。12月7日に東京、9日に大阪で開き、東京開催の様子はライブ配信する…

インターモールド2024総集編 -金型展2024-

付加価値高める高機能な金型 金型展2024では、付加価値を高める高機能な金型を展示する企業が随所に見られた。 キヤノンモールドは、中空体を作る樹脂接合金型を展示した。同社が製作した小型射出装置「BOX INJECTOR」…

インターモールド2022 4月20からインテックス大阪で開幕

金型加工の最新技術が競演 4年ぶりの大阪開催 金型加工技術の専門展示会「インターモールド2022」(主催:日本金型工業会、運営:インターモールド振興会)が4月20~23日の4日間、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開催…

金型の日の式典開く

金型工業会が優良従業員など表彰 日本金型工業会(小出悟会長・小出製作所社長)は11月22日、名古屋東急ホテル(名古屋市中区)で「第50回金型の日記念式典」を行い、正会員や賛助会員など約200人が出席し、永年勤続優良従業員…

トピックス

関連サイト