金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

AUGUST

13

新聞購読のお申込み

この人に聞く2016
C&Gシステムズ 塩田 聖一社長

開発やサポートを強化

金型業界を支え続ける存在に

塩田聖一社長

 金型用CAD/CAMメーカー、C&Gシステムズの業績が回復を続けている。グラフィックプロダクツとコンピュータエンジニアリングが合併してから6年間の年平均成長率が9%を超える。「金型は成長産業」が持論で、「金型向けCAD/CAMのグローバルニッチトップを目指す」と話す、塩田聖一社長に今後の方針などを聞いた。

―業績回復の理由は。
 「日本で作るもしくは回帰している金型は難易度の高いものが多くなり、ソフトも高度化している。こうしたニーズに応えるため、金型から逃げずに、開発やサポートを強化し続けてきたことが奏功していると思う。しかし、リーマンショック後のリバウンド成長の側面は否めない。今後は自律的な成長を目指す」。

―成長の骨子となる中期計画のポイントは。
 「金型に特化することは変わらない。保守更新は9割を超えているが、開発や継続的なサービスを認知頂いているからだと思う。開発やサポートはさらに強化していく」。

 「もう一つの柱となるのが海外だ。製造業の現地化は進んでおり、日系、ローカルに限らず、現地で細やかなサポートを受けたいという声も多い。これに対応するため、現地代理店の技術力を向上させ、独自のフランチャイズ網を構築する。将来は現地でカスタマイズ対応も行いたい。例えば自動化のニーズ一つとっても国によって異なる。現地のニーズをくみ上げ、現地で完結できる力が必要になる。すでにインフラ作りも進めている」。

―金型市場をどう見る。
 「金型は成長産業だ。新興国が文化的生活になればなるほど、多くのものが必要になり、量産技術が必要になる。グローバルでは金型需要はもっと増える。そして、厳しい時代を乗り越えた日本の金型メーカーはすでに競争力もあり、グローバルで戦える力もある。我々はそれを支え続けられる、金型業界用CAD/CAMのグローバルニッチトップを目指す」。

金型新聞 平成28年(2016年)10月10日号

関連記事

【鳥瞰蟻瞰】スワニー 社長・橋爪良博氏 一気通貫の体制で生産性向上

分業せずに生産性向上一人で開発から製造まで育成には失敗できる環境が大事 大企業に限らず日本の製造業の多くが分業でものづくりを行っています。複数の人員が役割を分担して行う分業という仕組みは、効率良く生産するための有効な手段…

「計測、CAD/CAM、CAE技術生かし、DX化を推進」Hexagon先端技術開発室・立石源治室長【この人に聞く】

Hexagon(東京都千代田、03-6275-0870)は、計測やCAE、CAD/CAM技術を生かして製造プロセスのDX化を推進する「Smart Manufacturing(スマートマニュファクチャリング)ソリューション…

【金型応援隊】GENIO SOLUTIONS 人材の育成をサポート

「扱い切る」ことが重要 「CAD/CAMを取り扱うのは、あくまで人。だから、CAD/CAMを扱い切れる人材から育てる必要がある」と語るのは、GENIO Solutionsの渡邉康二社長。同社は、海外メーカーのCAD/CA…

【インタビュー】本田技研工業・田岡秀樹氏「自動車は『CASE』から『PACE』へ、金型の重要性は変わらない」

本田技研工業 四輪事業本部ものづくりセンター 完成車開発統括部車両企画管理部 生産製造企画課製造デジタル・グループ エキスパート・エンジニア 田岡  秀樹氏 CASEから「PACE」へ 金型の重要性変わらず  …

この人に聞く2015 <br>型技術協会 会長 田岡 秀樹氏

この人に聞く2015
型技術協会 会長 田岡 秀樹氏

出会い生み出せる場に 来年30周年、記念事業 全社参加の展示会  金型技術者、経営者らが集まる型技術協会は来年30周年を迎える。来年9月には、大田区産業プラザPiOで記念イベントを開く予定だ。「全会員参加で出会いの場を創…

関連サイト