黒田精工(川崎市幸区、044・555・3800)は今年、創業100周年を迎えた。ゲージ製造から始まり、金型、研削盤、ボールねじへと事業を展開してきた同社。金型は戦後間もない1946年から製造を開始し、今に至る。近年は電動…
【プレス型特集】
久野金属工業 久野 功雄専務に聞く
飽き性を夢中にさせたプレス金型の魅力
自動車を中心に高精度かつ複雑形状な部品の開発、金型製造、量産まで手掛ける久野金属工業。EVなど次世代自動車の部品を生産する一方、ITを活用した改善活動など社内改革も積極的に行っている。その改革を推進してきたのが入社19年目という専務の久野功雄氏。「従来飽き性」という同氏が夢中になるプレス金型の魅力と将来の展望を聞いた。
金型づくりに工夫やアイデア
定時に帰って過去最大の受注
―仕事内容は。
入社以来金型一筋でやってきましたが、社内の色々な業務に携わり、工機部(金型製造)、営業部ほか、システム部など各部署の改革に取り組んできました。
例えば、入社当時の金型製造はカン・コツに頼る効率の悪い仕組みで、管理体制が構築されておらず、同じ型を作っても時間短縮には繋がっていませんでした。それを金型製造では現場の問題や加工条件など、すべての情報を設計にフィードバックする仕組みを考え、個人技能を会社のノウハウとして取り込みました。
営業も仕事の整理と売れる仕組みの構築により効率化・最適な営業方法を確立したことで、定時になると帰っているのに過去最大量の受注を得ています(笑)。そのほか、社内システムの再構築なども手掛けました。
―色々な仕事をされていますね。
従来飽き性なのでルーティンは嫌いです。プレス加工は、製品が出来上がるまでの工程が重要で、金型に対する工夫やアイデアで製品の出来栄えやリードタイムなど大きく変わってきます。結果が得られた時の達成感の大きさはプレス金型の魅力だと思います。ですから、創意工夫のできるプレス金型作りは天職だと思っていて、現場が好きです。
―将来やりたいことは。
製造業向けIoTサービスを始めていきたいと思います。日本の製造業は世界でもトップレベルと言われていますが、実際に現場を見ると改善できる要素がたくさんあります。良いものを作るだけでは世界の競争に勝ち残れなくなるのです。その問題をIoTで解決するサービスを始めたいと考えています。直近では「TPSカメラ」というアプリを開発し、様々な作業をカメラで撮影し時間の計測ができる改善用アプリになっていて、全世界で3000ダウンロードされています。次のプロジェクトも動いているので楽しみにしてください。
金型新聞 平成29年(2017年)7月4日号
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