2019年6月17日(月)

研削盤3機種を発表 長島精工 

省スペース設計・自動化も対応

 研削盤メーカーである長島精工(京都府宇治市、0774・45・3611)は先日開かれたJIMTOF2018で新製品の精密小型ネジ研削盤2機種(内径ネジ及び外径ネジ)と、超精密高効率円筒研削盤1機種を発表した。精密小型ネジ研削盤は従来機に比べ大幅な省スペース化を図り、うち内径ネジ研削盤はロボットで自動化にも対応。超精密高効率円筒研削盤は両センター支持仕様で、粗加工工程と仕上げ加工工程を同時に行える特長を持つ。

外径ネジ研削盤TO10-30
内径ネジ研削TI10-10
円筒研削盤NOG-2HF

 発表した精密小型ネジ研削盤は外径ネジ研削用「TO10-30」と内径ネジ研削用「TI10-10」の2機種。いずれも徹底された省スペース設計により、「TO10-30」は幅1580㎜、奥行き2300㎜。「TI10-10」は幅1310㎜、奥行き1880㎜(共に加工液タンクを含む)でクラス最小を実現。同社オリジナルソフトウェアを搭載し、ネジ諸元を入力するだけで、面倒な計算や機械調整なく多様なネジ研削加工が簡単にできる。加工補正機能も充実し、補正したいネジのリード及び有効径を任意の加工範囲(軸方向、最大10点まで)で補正できる。さらに、ワーク主軸後部にロータリードレス装置を搭載し、独自の砥石成形システムにより様々な形状の砥石が製作できる。これらの機能により、一般規格ネジから特殊形状ネジ、ボールネジまで対応。「TO10-30」の加工範囲は外径φ60㎜、長さ300㎜。「TI10-10」は内径φ80㎜、長さ50㎜。対応する主なネジ形状は台形・三角形状、ボールネジ形状、多角形状、ノコ刃形状。また、総形ドレッサーにも対応。「TI10-10」はオプションでワーク交換用ロボットを搭載でき、連続自動加工も可能だ。「TO10-30」の主な用途は金型部品やネジゲージ、ボールネジなど。「TI10-10」はネジゲージや精密ナットなどを想定。

 超精密高効率円筒研削盤「NOG-2HF」はオリジナルの両センター支持仕様で、プレス金型用パンチや工具母材の段研削加工を想定した研削盤。同機はワーク左右テーブル軸(X)、前後砥石軸1(Y)と前後砥石軸2(Z)の3軸構成。両センター支持で粗加工用砥石と仕上げ加工用砥石を装着し2枚の砥石で粗・仕上げを同時研削する。形状加工にも対応するため、作業の効率化や加工工程の集約が期待できる。加工範囲はワーク外径φ50㎜、ワーク長さ300㎜。同社担当者は「超硬など焼結素材を前加工なく加工したいというユーザーの要望に応えた」と話す。

金型新聞 平成30年(2018年)12月10日号

[ 技術 ][ 製品紹介 ][ 金型新聞 ] カテゴリの関連記事

金型づくりを変える 注目の技術<br>インターモールド 2019 総集編

金型づくりを変える 注目の技術
インターモールド 2019 総集編

 4月19〜22日、東京ビッグサイト青海展示棟で開催された国内最大の金型加工技術展「インターモールド2019」。注目を集めたのは、自動化や3Dプリンティング、IoTやAIなどより進化した次世代の技術だ。かつては夢物語だっ […]

この人に聞く
トヨタ自動車 大竹 知之部長

100年に一度の変革期 どうする金型づくり  エンジン、トランスミッション、カムシャフト、最近では電池やモータなど、自動車を動かすほぼ全ての内蔵部品の金型を手掛けるトヨタ自動車のパワートレーン工機部。豊田章男社長が「自動 […]

トヨタ紡織と技術協定<br>岩手大学

トヨタ紡織と技術協定
岩手大学

 今年3月、岩手大学と自動車部品メーカーのトヨタ紡織は生産技術開発を中心とした連携で包括協定を結んだ。両者は今後6年に渡り、生産技術のほか、幅広い分野で共同研究を進めていく。「大学全体で連携し、技術開発だけでなく、学生の […]

トピックス

関連サイト