2019年3月26日(火)

研削盤3機種を発表 長島精工 

省スペース設計・自動化も対応

 研削盤メーカーである長島精工(京都府宇治市、0774・45・3611)は先日開かれたJIMTOF2018で新製品の精密小型ネジ研削盤2機種(内径ネジ及び外径ネジ)と、超精密高効率円筒研削盤1機種を発表した。精密小型ネジ研削盤は従来機に比べ大幅な省スペース化を図り、うち内径ネジ研削盤はロボットで自動化にも対応。超精密高効率円筒研削盤は両センター支持仕様で、粗加工工程と仕上げ加工工程を同時に行える特長を持つ。

外径ネジ研削盤TO10-30
内径ネジ研削TI10-10
円筒研削盤NOG-2HF

 発表した精密小型ネジ研削盤は外径ネジ研削用「TO10-30」と内径ネジ研削用「TI10-10」の2機種。いずれも徹底された省スペース設計により、「TO10-30」は幅1580㎜、奥行き2300㎜。「TI10-10」は幅1310㎜、奥行き1880㎜(共に加工液タンクを含む)でクラス最小を実現。同社オリジナルソフトウェアを搭載し、ネジ諸元を入力するだけで、面倒な計算や機械調整なく多様なネジ研削加工が簡単にできる。加工補正機能も充実し、補正したいネジのリード及び有効径を任意の加工範囲(軸方向、最大10点まで)で補正できる。さらに、ワーク主軸後部にロータリードレス装置を搭載し、独自の砥石成形システムにより様々な形状の砥石が製作できる。これらの機能により、一般規格ネジから特殊形状ネジ、ボールネジまで対応。「TO10-30」の加工範囲は外径φ60㎜、長さ300㎜。「TI10-10」は内径φ80㎜、長さ50㎜。対応する主なネジ形状は台形・三角形状、ボールネジ形状、多角形状、ノコ刃形状。また、総形ドレッサーにも対応。「TI10-10」はオプションでワーク交換用ロボットを搭載でき、連続自動加工も可能だ。「TO10-30」の主な用途は金型部品やネジゲージ、ボールネジなど。「TI10-10」はネジゲージや精密ナットなどを想定。

 超精密高効率円筒研削盤「NOG-2HF」はオリジナルの両センター支持仕様で、プレス金型用パンチや工具母材の段研削加工を想定した研削盤。同機はワーク左右テーブル軸(X)、前後砥石軸1(Y)と前後砥石軸2(Z)の3軸構成。両センター支持で粗加工用砥石と仕上げ加工用砥石を装着し2枚の砥石で粗・仕上げを同時研削する。形状加工にも対応するため、作業の効率化や加工工程の集約が期待できる。加工範囲はワーク外径φ50㎜、ワーク長さ300㎜。同社担当者は「超硬など焼結素材を前加工なく加工したいというユーザーの要望に応えた」と話す。

金型新聞 平成30年(2018年)12月10日号

[ 技術 ][ 製品紹介 ][ 金型新聞 ] カテゴリの関連記事

金型技術研究会を設立
静岡理工科大学

 静岡理工科大学(静岡県袋井市、0538・45・0111)は今年2月、金型技術力の向上や人材育成などを目的とした研究会「金型技術研究会」を設立した。金型メーカーなど約30社が加盟。講演会や見学会などを通じ、企業間や学生と […]

この人に聞く
碌々産業 海藤 満社長

加工技術者に新たな呼称  ミクロン台の誤差に収まる精度、鏡のように美しい仕上げ面—。こうした加工は、卓越した技術力と並々ならぬこだわりを持った技術者が高精度な機械を駆使して初めて実現する。この職人と呼ばれる人たちを「マシ […]

トリムラインを非接触測定
ニコン

 ニコン(東京都港区、03・6433・3600)は、プレス部品のトリムライン測定に適したレーザースキャナ「H120」とソフトウエアを開発し、金型業界向けに提案を強化している。属人的で作業のムラや工数の浪費が発生していたト […]

トピックス

関連サイト