事業を継続するために常識にとらわれず挑戦するそれが競争力の原動力に 変わり者とか常識外れとよく言われます。世の中であまり知られてない頃に5軸加工機を購入したり、たびたびCAD/CAMや工作機械の機種を変えたり。どうも周り…
日本金型工業会 事務局長 川田 明美さん(58)
〜ひと〜
会員の声をカタチにしたい

昨年、金型メーカーで働く女性が現場の課題などを話し合った「かながた小町」を企画した。金型メーカー約420社が参加する日本金型工業会の行事の多くは経営者やマネジメント層が対象。「金型メーカーで働く人のイベントがもっとあっていいと思ったんです」。
そう感じたのは、優れた金型技能者を認定する「金型マスター認定制度」の創設に携わった時。採用や育成に悩む経営者があまりに多く、その解決策の一つが長く働ける会社を作ることだと感じた。
「だったら現場の方々が話し合える場があっていい」。女性が少ない業界で人集めに苦労したが、会場のインターモールドでは大盛況だった。
「新しいことをするのが好き」で、これまで多数のイベントを運営してきた。そのアイデアの源は会員の「声」だ。「私たちの仕事は皆さんが望むことをカタチにしていくこと。だからもっと会員さんの声を聞きたい」。
今年取り組むのは「金型学校(仮称)」だ。工業会や大学などが行う金型の教育事業を集約する。「金型教育のことなら、ここに聞けばいいというふうにしたい」。
昨秋、6年ぶりに空席だった事務局長に就任した。したいことを聞くと「工場見学をしたい小学校や、第二新卒者と金型メーカーのマッチング」と即答。会員の声をカタチにするためのアイデアは尽きない。
金型新聞 2020年5月14日
関連記事
魂動デザインなど独自の哲学で「走る歓び」を追求するクルマづくりに取り組むマツダ。金型はそれを実現するための極めて重要なマザーツールだ。なぜ社内で金型を作り続けるのか。金型づくりを進化させるため取り組むこと、これから目指す…
金型の大型化ニーズが進んでいる。電気自動車の開発や環境規制により車の軽量化を図るため、大型部品のアルミ化や樹脂化、超高張力鋼板の採用が増加しているからだ。工作機械メーカーの中でも、金型の動向から大型加工機に注力し始めて…
業界の弱体化は顧客にマイナス ユーザーと金型メーカーはどちらかが欠けても成り立たない「イコールパートナー」だと訴えてきました。我々の事業を安定させるためにも、値上げは粘り強く要求していくべきで、そのためには足並みをそろえ…
射出成形機や押出成形機、各種金型に欠かせないもの、それは工業用ヒーターだ。バンドヒーターやマイクロシーズヒーター、カートリッジヒーターなど工業用ヒーターを手掛ける平和電機は長年培ってきたノウハウを活かし、顧客の課題解決に…


