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フリント カシメ積層でモーターコア
0・1㎜以下の薄板
フリント(福岡県岡垣町、093・282・7500)は、厚さ0・1㎜以下の電磁鋼板をカシメ積層によってモーターコアを量産する技術を開発した。接着積層と比べて加工工程を減らすことができ、生産効率やコスト競争力を改善できる。ロボットやドローンなど小型の高能率モーターを用いる製品向けの需要を開拓する。
薄板のカシメ積層は一定の品質を保つうえで、プレス機の下死点精度のバラつきや、プレス精度に依存する金型構造などが大きな課題だった。研究を重ね、カシメの品質が安定する加工工法とその金型を独自に開発し、実現した。試作したモーターコアは、「インターモールド2026」で初めて公開し、注目を集めた。

カシメ積層は接着積層と比べて加工工程が少なく、段取り替えの必要がない。積層するための接着剤も不要なため、設備を設置するスペースも減らせる。それにより生産効率を高め、製造コストも抑制することができる。
モーターは電磁鋼板を積層する際、その板厚が薄いほど、高性能化できる。同社の0・1㎜以下の薄板カシメ積層モーターコアを用いれば、モーターを高性能化しつつ、生産能力やコスト競争力を高めることができる。
ターゲットとして、ロボットやドローン、歯科医療機器、自動車部品をはじめ小型の高性能モーターを必要とする分野の市場を開拓する。さらに国内市場に留まらず次世代モーターの需要が急増しているグローバル市場への本格的な展開も視野に入れている。
なお、開発した金型は外販せず、自社でモーターコアを量産して販売するビジネスモデルを展開する。事業が軌道に乗れば、さらなる量産体制の強化を検討する。
金型しんぶん2026年7月10日号
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