若手に金型づくりの基礎 NC操作、発想力育む 金型メーカーで汎用機を社員教育に活用する動きが広がっている。黒田精工では汎用機を設備した研修施設を新設。昭和精工やチバダイスでも汎用機をベースとした人材育成に力を入れている…
藤本敏樹氏著「金型産業連関表作成の試み」
金型の現状、データで俯瞰

日本の金型の動きを統計データに基づいて分析した論述は少なくない。そのデータベースとしてたびたび使われるのは政府が日本の金型生産をまとめた機械統計(従業員30人以上を対象に調査)や工業統計(同4人以上)だ。
産業連関表をもとに現状を俯瞰し分析する—。そんな新たな角度から日本の金型の現状を考察するのが、経済統計研究第49巻Ⅰ号(6月発行・経済産業統計協会)に掲載された「金型産業連関表作成の試み」だ。
著者は元信州大学イノベーション研究・支援センター客員研究員の藤本敏樹氏。これまでも金型や関連する産業の統計データを収集し解説した「金型統計要覧」を上梓するなど統計を通じ金型を研究してきた。
「金型産業連関表作成の試み」は、日本の各産業の生産・販売をまとめた産業連関表を利用。金型とそれに密接な自動車や家電、鉄鋼などの各産業との「中間投入率」や「輸入割合」などを比較し日本の金型の特性を紐解く。独自の論旨に視野が広がる。
金型新聞 2021年12月10日
関連記事
プレス型は3.5%増、プラ型は6.9%増 2021年3月の金型生産は、前年同月比0.1%増の417億4,200万円となった。前月比では62.4%増と大きく伸長した。数量は前年同月比0.6%増、前月比では12.3%の大幅増…
前年同月比3.3%増の291億3,900万円 プレス型は15・6%増、プラ型は5・9%減 日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員20人以上)による平成26年11月の金型生産実績をまとめた。それによ…
逆境乗り越え、攻め 需要の国内回帰広がる 厳しい経営環境が続いてきた日本の金型業界。 しかし、 ここに来て円安によるユーザーの国内回帰や、一部で需給バランスが改善するなど、好転の兆しも見え始めた。 過酷な時期を乗り越え…
前年同月比8.9%増の288億7,800万円 プレス型は1・3%減、プラ型は15・9%増 日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員20人以上)による平成27年1月の金型生産実績をまとめた。それによる…


