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天青会 中村新一会長インタビュー 経営力の向上目指す
財務リテラシーを強化
今年5月、プレス加工・金型製作を手掛ける新栄ホールディングスの中村新一社長が、日本金型工業会東部支部の若手経営者が集う『天青会』の会長に就いた。中村会長に方針や活動内容などを聞いた。

天青会に入った経緯は。
入会したのは2013年。当時、プレス専業メーカーだった新栄工業は、金型技術の内製化を進めていた。金型技術習得のため、模索していた時期だったこともあり、金型に関連した情報収集をしたいと考え、入会した。
天青会の魅力は。
金型は0から1を作る仕事。世の中にないものを生み出すといったフロンティア精神を持っている人が多いのが魅力だ。また、金型業界を守って、技術を次の世代につないでいこうといった思いも強く、素晴らしい会だと思う。
活動方針は。
事業スローガンは「技術を残す、経営で残す」。財務・労務・リーダーシップを軸に、経営者としての基礎体力向上を目指す。特に注力したいのが、決算書から適切な経営判断や意思決定を行う「財務リテラシー」の強化だ。金型メーカーの多くは技術には明るいが、財務関連は苦手という声も聞く。
財務リテラシー強化のため、何をしますか。
外部から講師を招き、決算書を中心とした財務に関する勉強会を開催する。私は決算書との向き合い方は「見れる・読める・作れる」の3段階があると考えている。売上と利益を数字として確認するのは「見れる」。なぜ、その数字になったかを分析できるのが「読める」。売上を予測し、逆算して決算書を作れる段階が「作れる」だ。経営者としては、「作れる」のレベルが理想だが、若手が集まる会なので、「読める」の段階まで全員を引き上げたい。
他にも予定している活動はありますか。
労務関連では、従業員間の信頼関係や協働体制の強化を図るために必要な知識を学ぶ「チームビルディングセミナー」を受講する。リーダーシップについては、私がワークショップを行う。また、工場見学会も実施する。トヨタ産業技術記念館や、久野金属工業、サンワ金型を訪問する予定だ。
金型業界に自分が貢献できるのは何かと考え、活動案を作った。10年後、私の教えがあったから、今の自分があると思ってくれる人がいたら嬉しい。
金型しんぶん2026年8月10日号
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