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現場の思いを尊重
天青会 野口 賢太郎 会長
企業見学会に注力
日本金型工業会東部支部の若手経営者らが集まる天青会の会長に今年5月、就任した。現場至上主義を自身のテーマとして掲げ、「今年は、工場見学会など現場に足を運ぶということをメインに活動していきたい」と意気込む。大学卒業後、野口金型製作所に入社。当時、人手が足りなかったこともあり、入社後すぐに現場を任された。「教えてくれる人も少なかったので、加工の方法などは機械の説明書や他社の加工事例などを参考にしながら、ほとんど独学で覚えていった」という。
苦労も多かった一方で、「積極的に新しい方法を採り入れられたので、加工精度を向上させたり、加工時間を短縮したりすることができ、社内の技術力の向上にも繋がった」と振り返る。こうした自身の経験から、現在も現場の考えを尊重し、作業手順など詳細な指示は出さない。「一人一人が自ら考えて仕事することで、自分自身そして会社の成長につながる」。
天青会に入会したのは、20代前半。それまで社内か取引先の人間としか交流がなかったのが、「同業者やユーザー、異業種など普段関わることがない色んな人と交流することができ、一気に世界が広がった」。
中でも勉強になったのが、企業見学会だったという。「どういう環境で、どんな人達が、どうやって作っているのか。実際に現場を見ることで分かることはたくさんあるし、どこかに必ず活きてくる」。今年は、できるだけ多くの企業見学会を開催していく予定だ。
また、一昨年から開催している「事業承継」をテーマとしたディスカッションも継続する。「業界全体の課題となっており、できるだけ多くの人が参加できるように、とくにテーマを設けず、あらゆるケースを紹介したい」。
また、20代、30代など若い世代の入会を積極的に呼びかける。「色んなことが学べる場。まずはお試しでもいいので参加してみてほしい」。
金型新聞 平成29年(2017年)8月10日号
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