金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

02

新聞購読のお申込み

日本金型工業会 金型マスター制度
第1回 技術者71人を認定

金型マスター制度 第1回認定式

式典の様子

小出実行委員長

小出実行委員長

 日本金型工業会(牧野俊清会長)は10月13日、機械振興会館(東京都港区)で金型製作に優れた技能・技術と高い現場統率力を持つ人材を認定する「金型マスター認定制度」の第1回認定式を開いた。工場長クラスの技術者や10年以上金型づくりを経験した人材など71人が認定された。

 同認定制度は、技術者のモチベーションアップや、現場の技術力向上、業界のイメージ向上などを目的に、今年度から開始した。2部構成の専門プログラム「金型アカデミー」を受講し修了すると、金型に関する総合的な知識を持つ人材「マスター」として認定される。

金型マスター制度 メダル

贈られたメダル

 第1部は、東京、名古屋、大阪の3会場で10講座が開かれた。第2部は認定式と同日に開かれ、金型マスター認定制度実行委員長の小出悟氏(日本金型工業会副会長)が「金型マスター認定者に期待すること」をテーマに講演したほか、本田技研工業の田岡秀樹氏が基調講演を行った。また、金型経営者によるパネルディスカッションも開かれた。

 認定式では、牧野会長が、「日本が世界に負けない金型を提供するには、皆様の活躍が不可欠。互いに切磋琢磨しながら、自身の能力を高めていってほしい」と話した。認定者には、賞状とメダルが授与された。

金型新聞 平成29年(2017年)11月10日号

関連記事

車の電動化、軽量化ニーズに対応する金型・プレス技術 インターモールド2022

金型展 モータコアやコネクタ、車載向け金型 異種材成形や超精密の最新金型技術も 多数の金型メーカーが出展する「金型展」。今年は55社が自社の金型技術やワークサンプルを披露する。自動車の電動化で成長が期待できるモータコア用…

【金型生産実績】前年同月比 0.4%増の313億2,300万円

プレス型は0.2%増、プラ型は9.6%減 2021年9月の金型生産は、前年同月比0.4%増の313億2,300万円となった。前月比では20.9%増と大きく増えた。数量は前年同月比12.5%減で、前月比では15.9%増の3…

大垣精工 アニール処理工場を建設

HDD部品の需要に対応 大垣精工(岐阜県大垣市、0584-89-5811)は同社熱処理工場の隣接地に新たなアニール処理工場を建設し、需要が高まっているHDD(ハードディスクドライブ)部品の生産能力強化を図る。工場の稼働は…

下野精密 〜我ら金型応援隊〜

超硬加工なら任せて  「大事なのはQCDだ。品質が良く、価格は高すぎず、納期も短い。バランスが大事」と話すのは下野精密の下野武志社長。創業から超硬やセラミックスにこだわり、半導体や自動車関連の金型・部品を製作。精度は交差…

マスターキャム 販売開始30周年
ゼネテック

 ゼネテック(東京都新宿区、上野健二社長)は3月19日、東京都港区のANAインターコンチネンタルホテル東京で、Mastercamの販売30周年の記念式典を開いた。ユーザーや販売店ら約100人が参加し、開発元のCNCSof…

関連サイト