金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

18

新聞購読のお申込み

ルアーのプラスチックモデル作った金型メーカー社長【ひと】

マツキ 社長 鈴木 崇嗣さん(41)

昨年、初の自社商品としてルアーのプラスチックモデル「ルアープラモ」を発売した。クラウドファンディングサイトで目標金額の500%超を達成し、現在は全国のホビーショップや釣具店などで販売されている。

きっかけは3年前。受注生産型のビジネスの将来性に不安を感じていた中、社内で自社商品の開発について話したところ、釣り好きの社員から「ルアーを作りましょう」と返ってきた。

ただ、単純にルアーを作っても面白みに欠ける。そこで思いついたのが、プラスチックモデルにすることだった。

40年以上に渡ってプラスチックモデルの金型を手掛けてきたノウハウを生かし、スタンドを付けて飾れるようにしたり、釣り針も本物のような造形を再現したり、組み立てる楽しさを追求。実際に使うこともでき、SNSなどで釣果を報告している人もいるという。

幼少時の夢は「おもちゃ屋さん」。一度は一般企業に就職したが、創業者の父親に誘われ、マツキに入社。一から金型づくりを学び、2011年に社長に就任した。「ものが作れるというのは大きな利点。この強みを生かせば、新しい需要を開拓できるはず」。

すでに「ルアープラモ」の第2弾や別の商品なども企画している。「大事なのはどれだけ楽しくやるか。今後も他ではできないユニークなものを作っていきたい」。

金型新聞 2022年6月9日

関連記事

黒田機型製作所 金属AMで新事業【金型の底力】

プレス金型やウレタン発泡成形金型を手掛ける黒田機型製作所は今年4月、事業再構築補助金を活用し、金属3Dプリンタを導入した。高い冷却効果が求められるバイオ樹脂向けの金型開発に着手する。主力の自動車業界に加え、新たな事業の柱…

シミズプレス 金型工場を新設し高精度化と外販の強化【金型の底力】

プレス加工メーカーのシミズプレス(群馬県倉賀野市、027-320-2880)は今年10月、金型工場を新設した。これまでプレス量産工場内にあった金型加工設備を移設。金型加工の高精度化を図り、モータコア用金型など新規分野の開…

大垣精工 代表取締役専務 松尾  幸雄氏「新しいことに挑戦することが技術の向上につながる」

経験による予測が不可欠若い人は好奇心旺盛であれ新しいことに挑戦して 日本の金型はますます難易度が高くなる一方、若手が基礎を学び、簡単なことから経験し、成長していく土壌が失われつつあります。だからこそ、過去の経験や技術を伝…

久野金属工業 取締役副社長 久野 功雄氏 〜鳥瞰蟻瞰〜

我が社しか実現できないモノを 少し高くても選んで頂けるそれがブランド力         従来のお客様と金型メーカーには阿吽の呼吸のようにお互いを必要とする関係があり、スムーズに仕事を進める上で大切です。ですが、…

棚澤八光社 岩手工場新設、東北でシボ加工を提供【金型応援隊】

シボ加工などを手掛ける棚澤八光社は今年4月、岩手県一関市に国内10拠点目となる岩手工場を設立した。集積が進む自動車産業を中心に東北地区の顧客に対し、より迅速かつ充実したサービスを提供していく。 岩手工場には10t/10t…

トピックス

関連サイト