硬質クロムめっきなどを手掛けるオテックは、オリジナルのめっき開発に注力している。自社製品の「テフ・ロック」はクロムめっきとPTFE樹脂を複合させためっき。「摩耗しにくく、優れた離型性が長持続するため、樹脂成型やゴム成型の…
「メイドイン中部」を世界へ エムエス製作所
ゴム金型のエムエス製作所(愛知県清須市)をはじめ、ものづくり企業など11社がコラボレーションし、新次元のアイアンヘッド「MUQU(ムク)」を製造し発売した。中小企業が持つコア技術や伝統工芸を用いて製造されたアイアンの価格は標準仕様5番~PW(6個セット)が216万円/1個36万円(税別)と付加価値の高い商品に仕上がっており、ネット販売も活用し世界市場へ販売活動を展開していく。
11社コラボでアイアンヘッド
機械力と伝統工芸ミックス

アイアン「MUQU」の製造プロジェクトはエムエス製作所を発起人に、設計・監修はゴルフクラブメーカーであるメヴァエルが手掛けている。さらに、プラスチック金型メーカーである名古屋精密金型が持つ鏡面加工、現代の名工が率いる名古屋メッキ工業のメッキ技術、ワールドエッチングのシボ加工、鍛冶技術の浅野鍛冶屋、パッケージのヒラダン、美濃和紙の丸重製紙企業組合、七宝焼きの田村七宝工芸、ブランディングのクーグート、扶桑化学の11社が持つコア技術や伝統技能を用いて本体のアイアンほか、説明書、梱包を作った。
アイアンを設計したメヴァエルの鈴木育生社長は「従来のアイアンと違い、MUQUはエムエス製作所の金型加工で培った同時5軸加工によるフル切削、職人による鏡面磨き、メッキ、鍛冶、レーザ加工でのシボ加工などで仕上がっている。これらのコア技術を結集したことで、これまで出来なかったアイアンの設計が可能になり、付加価値の高い製品になった」と笑顔を向ける。エンドミルの使い方など様々な熟練ノウハウを駆使したことで設計者の理想に近いアイアンが誕生した。発起人であるエムエス製作所の迫田幸博社長は「これまで表に出ることのなかった金型メーカーなど高い技術を持つ企業がアイアンという形で一般の人にも知ってもらえる機会が生まれた。BtoBの世界からBtoCの世界にいくことで、若い人のやる気や発想力につながる。今回は機械技術と伝統工芸をミックスすることで、すごいことができた。第2弾も予定しており、メイドイン・中部として世界に発信したい」と力強く語った。
金型新聞 平成30年(2018年)12月10日号
関連記事
課題はさらなる顧客開拓 金型新聞はこのほど、国内の金型メーカー112社に「足元の業況と未来を拓く次の一手」についてアンケート調査を実施した。その結果、60%を超す会社が、自動車業界の好調などを背景に、好調だったリーマン…
高速高品位5面加工門形マシニングセンタ「MCR-S」 オークマの公式製品紹介は、こちらから 現場の課題 金型の加工において、加工時間そのものはもちろん、加工後にワークを3次元計測機に搬送、据え付ける時間や、型合わせ、磨…
異形工具に対応 ヘキサゴングループ(スウェーデン)のヴェロソフトウェア(東京都港区、03-5777-2945)はこのほど、CAMシステム「WORKNC」の最新版を発売した。異形工具のツールパス計算サポートや仕上げ加工パ…
11月24日 ホテルインターコンチネンタル東京ベイ 業界功労者など表彰 日本金型工業会(牧野俊清会長・長津製作所会長)は11月24日、ホテルインターコンチネンタル東京ベイ(東京都港区)で、創立60周年記念式典及び第44…


