次世代自動車による自動産業の変革や、少子高齢化による人手不足など金型産業を取り巻く環境は大きく変化し、新型コロナウイルスの感染拡大によって、そのスピードはさらに加速している。一方で、金型づくりを支える製造技術も進化を遂…
【金型生産実績】前年同月比 0.4%増の313億2,300万円
プレス型は0.2%増、プラ型は9.6%減
2021年9月の金型生産は、前年同月比0.4%増の313億2,300万円となった。前月比では20.9%増と大きく増えた。数量は前年同月比12.5%減で、前月比では15.9%増の3万9,402組、重量は前年同月比1.5%増、前月比では27.7%増の1万2,596トンとなった。
プレス用金型の金額は前年同月比0.2%増とほぼ横ばいだが、前月比では32.0%増の135億3,100万円大幅に増加。数量は前年同月比で21.8%増と大きく増え、重量ベースでは同3.6%減となった。
プラスチック用金型は、金額では前年同月比9.6%減、前月比では11.4%増の103億5,400万円だった。数量は前年同月比11.1%減(前月比では11.4%の増加)、重量は同2.8%減(前月比では16.1%の増加)と減少した。
特に注目すべきは鍛造用金型。前年同月比で37.3%増の17億4,100万円と4カ月連続で前年を大きく上回った。前月比でも8.1%の増加だった。鋳造用金型は、前年同月比0.7%の増となり6億1,000万円。前月比では45.6%増と大きく増えた。ゴム用金型は前年同月比11.8%増の6億2,300万円。ダイカスト用金型は前年同月比18.8%増の36億8,700万円。粉末冶金用金型は前年同月比14.0%増の5億7,900万円、ガラス用金型は同2.0%減の1億9,800万円となった。金型生産は回復基調にあるとみられるものの、大きな変化はなく安定している状況。
金型新聞 2021年12月10日
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