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MF-TOKYO2023総集編

MF‐TOKYO2023(第7回プレス・板金・フォーミング展)が7月12~15日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催され、2万8219人が来場した。会場ではプレス機械や金型、周辺メーカーなどが最新の塑性加工技術を披露した。

EV関連技術:モーターコアの生産性向上

EV駆動用モーターコア専用ライン
ステータを3分割で打ち抜き後、溶接したサンプル
カシメレスのモーターコアサンプル

展示で目立ったのが、市場拡大を続ける電気自動車(EV)関連部品の製造技術。アイダエンジニアリングは、EV駆動用モーターコア専用ラインを披露した。プレス機に加え、アンコイラやSループ装置、フィーダー、転積装置、スクラップカッターまで、周辺装置一式を提供。顧客のニーズに合わせ、最適な組み合わせで提案できる。

アマダプレスシステムは、EVモーターコアのステータを3分割で打ち抜く工法を紹介。従来の工法と比べ、歩留まりを34%改善しスクラップも減らせるという。

山田ドビーは、同社のプレス機で加工したハイブリッド車(HEV)用のモーターコアを披露。トヨタ自動車のアクアやヤリスなどで採用されているサンプルを展示した。

三井ハイテックは、カシメレスのモーターコアを展示。カシメ構造を製品以外の箇所に配し、溶接、巻き線などの組立工程後にカシメ部を取り外すことができる。

デジタル技術:金型の状態を可視化

工場にある実機を遠隔操作し、加工実演

デジタル技術に関する展示も注目を集めた。放電精密加工研究所は、工場にある実機を遠隔操作し、金属セパレータの成形加工の実演を披露した。生産現場での省人化に貢献する。

ヤマナカゴーキンは、金型の状態を可視化することで、不良品の流出を防ぐ「スマートダイセット」を展示した。異常を検知するセンサーなどのモニタリング機器の配線をダイセット内に格納。面倒な配線の取り回しと新たな設置スペースを不要とした。

生産効率高める新製品:ワイドボルスタのプレス機

ワイドボルスタの高速精密プレス機
水中切断ファイバーレーザー加工機

また、EV関連やデジタル技術以外でも、展示会で披露した新しい技術や製品が各所で見られた。コマツ産機は、水中切断ファイバーレーザー加工機「TWC510‐1」を紹介した。水中でレーザー光を射出しながら加工することで、火災などの危険を低減。高い安全性に加え、ヒュームも少ないため環境にも優しい。

ニデックドライブテクノロジーは、新製品の高速精密プレス機「SX‐30‐900」を展示した。加圧能力30トン、ボルスタの横幅900ミリメートルで、最大速度は1900SPM(オプション時)を誇る。ワイドボルスタ化によって、生産性をさらに高めた。

金型新聞 2023年8月10日

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