金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

24

新聞購読のお申込み

MF-TOKYO2023総集編

MF‐TOKYO2023(第7回プレス・板金・フォーミング展)が7月12~15日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催され、2万8219人が来場した。会場ではプレス機械や金型、周辺メーカーなどが最新の塑性加工技術を披露した。

EV関連技術:モーターコアの生産性向上

EV駆動用モーターコア専用ライン
ステータを3分割で打ち抜き後、溶接したサンプル
カシメレスのモーターコアサンプル

展示で目立ったのが、市場拡大を続ける電気自動車(EV)関連部品の製造技術。アイダエンジニアリングは、EV駆動用モーターコア専用ラインを披露した。プレス機に加え、アンコイラやSループ装置、フィーダー、転積装置、スクラップカッターまで、周辺装置一式を提供。顧客のニーズに合わせ、最適な組み合わせで提案できる。

アマダプレスシステムは、EVモーターコアのステータを3分割で打ち抜く工法を紹介。従来の工法と比べ、歩留まりを34%改善しスクラップも減らせるという。

山田ドビーは、同社のプレス機で加工したハイブリッド車(HEV)用のモーターコアを披露。トヨタ自動車のアクアやヤリスなどで採用されているサンプルを展示した。

三井ハイテックは、カシメレスのモーターコアを展示。カシメ構造を製品以外の箇所に配し、溶接、巻き線などの組立工程後にカシメ部を取り外すことができる。

デジタル技術:金型の状態を可視化

工場にある実機を遠隔操作し、加工実演

デジタル技術に関する展示も注目を集めた。放電精密加工研究所は、工場にある実機を遠隔操作し、金属セパレータの成形加工の実演を披露した。生産現場での省人化に貢献する。

ヤマナカゴーキンは、金型の状態を可視化することで、不良品の流出を防ぐ「スマートダイセット」を展示した。異常を検知するセンサーなどのモニタリング機器の配線をダイセット内に格納。面倒な配線の取り回しと新たな設置スペースを不要とした。

生産効率高める新製品:ワイドボルスタのプレス機

ワイドボルスタの高速精密プレス機
水中切断ファイバーレーザー加工機

また、EV関連やデジタル技術以外でも、展示会で披露した新しい技術や製品が各所で見られた。コマツ産機は、水中切断ファイバーレーザー加工機「TWC510‐1」を紹介した。水中でレーザー光を射出しながら加工することで、火災などの危険を低減。高い安全性に加え、ヒュームも少ないため環境にも優しい。

ニデックドライブテクノロジーは、新製品の高速精密プレス機「SX‐30‐900」を展示した。加圧能力30トン、ボルスタの横幅900ミリメートルで、最大速度は1900SPM(オプション時)を誇る。ワイドボルスタ化によって、生産性をさらに高めた。

金型新聞 2023年8月10日

関連記事

【INTERMOLD・金型展・金属プレス加工技術展 総集編】
金型展編

自動化や離型の新技術 センサや工具の自社製品も  金型展では金型メーカーの独自技術を披露する場となっている。今回は特に自動化や離型性向上につながる提案が多く見られた。また、自社製品の開発や量産も含めた一貫生産体制で新たな…

JIMTOF総集編 PART2:DX、デジタルツイン
加工プログラムや解析、自動で

JIMTOF2022で次世代の技術としてひときわ注目を集めたのがデジタル技術だ。IoTやAI、クラウドなどを活用し機械の稼働状況監視や加工の不具合低減に生かす。金型づくりでもデジタルトランスフォーメーション(DX)が課題…

インターモールド2022 4月20~23日にインテックス大阪で開催

最新の金型加工技術 第33回金型加工技術展「インターモールド2022」(主催:日本金型工業会)が4月20~23日、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開催される。 インターモールドは国内最大の金型加工技術の総合展示会。一…

TCTJapan2026 1月28~30日に東京ビッグサイトで開催

最新のAM関連技術が集結 最新の3Dプリンティングやアディティブマニファクチャリング(AM)関連技術が集結する「TCT Japan 2026」が1月28~30日の3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)の南3ホールで開催…

注目24社の出展製品【インターモールド名古屋】

3年ぶりの名古屋開催となるインターモールド。今回は300社近くのメーカーが出展し、自社技術を披露する。微細や大型対応の工作機械、自動化に貢献する治具、効率的な設計を可能にするソフト、高精度、高効率加工に対応する工具など、…

トピックス

関連サイト